青い魔女の通過儀礼Ⅲ

 アンルーヴを襲った「煉獄病」の大流行から町の人を救ったことで、ついに彼らから信頼を得たエルネスティー。少しずつだが話しかけられるようにもなり、長いあいだ動くことのなかった彼女の時間がようやく動き出した。

 事件からひと月が経ち、季節はふたたび寒さ厳しい冬へ入ろうとしていた。すでに深い雪に覆われてしまっている森に、非常食の確保のためライフルを抱えてひとりで入るわたし。雪深さもなんのそので快調に獲物を獲っていくが、それで気が緩んで、猪と見間違え老年の男の人を誤って狙撃してしまう。わたしは重傷を負わせてしまったその人を担ぎ、急いで家へ戻った。……それが、始まり。

 ――これはわたしとエルネスティーの、長い過去から続く、遠い未来への物語。

【FT SF 魔女 猛獣 百合 過去と未来 完結】 


 

息抜きのため別作品を一作完結させてからの執筆開始となるので、

本作公開はおそらく数年後になります。気長にお待ちください。